2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

労働は時間である

ホワイトカラー・エクゼンプションが、「残業代ゼロ法案」と受け取られる理由は、いくつかある。 各個人の責任範囲があまりに曖昧すぎるのだ。 しかし、シンクタンク研究員の中で、自分で好きなように仕事のやり方を決めて、自由な時間に帰れるのは主任研究…

ビョルン・ロンボルグに不都合な真実

映画「不都合な真実」の映画評が話題になっているが、かなり胡散臭い代物だった。自説に都合のいい点をつまみ食いした、という批判は、「不都合な真実」以上にこの映画評にこそ当てはまると思う。 http://anond.hatelabo.jp/20070124161750 http://anond.hat…

反対の情報を集めよ

コインを投げれば、50%の確率でオモテが出、50%の確率でウラが出る。全く独立した無関係なデータでも、都合のいいデータだけ取り出せば、一見、因果関係のあるデータであるかように見せることができる。 無実の男性が懲役3年の実刑判決を受けて服役した件と…

考えて、考えて、考えろ

@ITの「開発をもっと楽にするNAgileの基本思想」という連載の第4回 「プチ・パラダイムシフトせよ!」が公開されている。内容については、おおむね賛成なのだが、一箇所非常に気になる台詞があった。「頭で考えるでない。感じるのぢゃ」という台詞である。こ…

公道の歩き方を伝える前に

IPAのセキュリティセンター長が、ネットのルールについて、交通ルールに喩えて、「2007年は『公道の歩き方』を伝えたい」と言っている。そのことを否定するつもりはないが、それ以前に「公道」であることを伝えるべきなのではないだろうか。ネット上が公開さ…

二酸化炭素という有毒ガス(3)

高濃度の二酸化炭素は、空気中の酸素濃度が高くても酸欠状態を引き起こす 私は、「二酸化炭素という有毒ガス」で「『酸欠の危険性』というのは、間違いではない」と書いている。だが、空気中の二酸化炭素濃度が高くなったため、空気中の酸素濃度が低下して酸…

二酸化炭素という有毒ガス(2)

「二酸化炭素という有毒ガス」に対して否定的なコメントがよせられているが、皮肉なことに、それらが二酸化炭素に対する理解の不足とそれによる危険性を証明している。 そうだね。 塩を少々、だなんて甘い認識じゃ、料理で人が死ぬことになるから危険だね。 …

当たった占いだけを取り上げる占い師

外れた占いを無視して、当たった占いだけを取り上げればよく当たる占い師のように見えるだろう。 昨年死去した自由主義経済の泰斗、M・フリードマン氏は「明治の日本が成功したのは関税自主権がなかったから」という逆説を唱えた。高関税による保護主義がと…

二酸化炭素と乳幼児突然死症候群

「二酸化炭素という有毒ガス」で二酸化炭素の危険性にふれたが、二酸化炭素は吐いた息の中にも3〜4%程度含まれているため、これが害を及ぼすことがあるらしい。先日、うつぶせ寝での乳児死亡の記事を読んだが、乳幼児突然死症候群(SIDS)の一因としてうつぶせ…