2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

賃金を下げても雇用が回復するとはかぎらない

価格理論によれば、リストラで労働が超過供給になると、その価格(賃金)が下がって需要が増え、均衡は回復されるはずだ。 いや、農作物の豊作貧乏のように価格が事実上ゼロでも需要を供給が上回るケースは理論的にありえる。そのような場合は、雇用はほとん…

累進的な税こそ公平

結果の平等 以上のように考えると、最もフェアな税金とは何かが明らかになろう。それは全ての国民が同じ金額の税金を払うことである。 結果の平等の観点から「最もフェアな税金とは、全ての国民が税引き後の金額が同じになるように税金を払うことである」と…

口蹄疫禍はこれからが本番かもしれない(2)

参院選挙で日本中に口蹄疫が広まる? はっきり言って、九州、特に九州南部は、人や物の移動を厳しく制限すべき状態にあり、選挙カーが走り回ったり、選挙演説のために人を集めたりすべきではない。だが、危機意識のない首相は、参院選挙を延期することも、選…

財政破綻を企む?日銀

日銀の言行不一致 財政の維持可能性に対する信認は非常に重要であり、これが崩れてしまうと、金融市場の急速な変化を通じて経済活動に大きな打撃を与える惧れがあります。このことを念頭に置きながら、公的当局は、市場から十分な信頼を得られるよう、適切な…