私たちは、同じ商品であっても区別する

現実の私たちは、一般均衡モデル、部分均衡モデル、完全競争市場といった、経済学のモデルと異なり、同じ商品であっても区別します。これは、同じ商品を複数買うことを考えればわかります。同じ商品を10個買う場合、区別しない場合、1個ずつ、10軒別の店で買うことになります(店の数が膨大なものになるため、1軒の店で複数買うのはほぼゼロと見なせる)。しかしながら、現実には売り切れていないかぎり、1軒の店で10個の商品を買おうとします。経済学のモデルとは全く違います。