ウォーターフォールが妥当だった時代などない

ウォーターフォール・モデルはFortranCOBOL時代の手法であり、パッケージでのシステム提供やWebインタフェースが主流の今日には時代にそぐわないアプローチと言えるのではないだろうか。

いや、以前にも書いたことがあるが、ウォーターフォールは誤解の産物であり、元々の開発モデルは、フィードバックループをもっていた。ウォーターフォールが妥当だった時代など無かったという方が適切だろう。

ウォーターフォール型開発のもととなったのは Winston W. Royce の "Managing the Development of Large Software Systems" という論文であるが、これにはフィードバックの必要性が書かれているし、「ウォーターフォール」という言葉も使われていない。