ソフトウェア開発を理解していない人々(3)

自明と思って思ってロジックをはしょったので、22日のエントリでは言うべきことが通じなかったようである。

22日のエントリで言おうとしたのは、「ソフトウェア工学は生産性について大きく間違っている」ということである。ソフトウェア工学は生産性について大きく間違っているから、「開発プロセスの標準化が生産性を向上させる」とか、「ある開発プロセスの方が別のある開発プロセスより生産性が高い」とかいう発言はあてにできない。少なくとも、客観的なものではない。どちらかというと、信仰の告白に近い。

ソフトウェア工学が生産性について大きく間違っているから、何らかの標準を定めようとしたときに、生産性の優劣に基づき客観的に判断するということができない。複数の意見がある時に、客観的に判断して最も優れた意見を採るということができない。