コンピュータセキュリティにおいては、往々にして被害者が加害者となることは常識だと思っていたが、以下のエントリなどを読むとどうもそうではないらしい。カカクコムのクラッキングにおいて、カカクコムは自分たちを被害者としてしか見ておらず、加害者でもあるという意識が無いようだ。
- http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/d6e7496f353194c6c7094652c7dfbcde
- http://www.otsune.com/diary/2005/08/12/1.html#200508121
単なる趣味でやっている無名のサイトでも、侵入されると、さらなる侵入のための踏み台にされたり、フィッシングに利用されたりする。被害者が加害者になる。
侵入されたりした場合、加害者として、充分な予防処置をとっていたことを説明する必要があるのだが、カカクコムにはそういう意識は無いらしいし、多くの企業にもそれは常識となっていないらしい。
きちんと説明しようとしない企業は、同じようなことを繰り返すおそれが高く、信頼できない。リコール隠しを繰り返した三菱自動車を見ても明らかだろう。