手戻りは悪なのか?

@ITの「ニュース記事」の「上流をきちんとやらないと手戻りが発生する」という文を読んで、手戻りが生じることが何故悪いのだろうかとふと思った。

工場におけるカイゼンや製品の改良も、今までやってきたことを否定してそれを直すという点で、「手戻り」との違いはない。「手戻り」と呼ぶ時点で、既にそれは客観的な事実ではなく主観的な評価なのである。「手戻り」が悪いのではなく、悪いと評価しているから「手戻り」と呼んでいるのである。