優秀な人材ほど評価されないという逆説

「うちにも『新幹線ガール』のような人材がいたら……」と思ったら、外を向いて人材を探すのではなく、まずは後ろを振り返って社内環境をチェックした方が良さそうです。最高のモノをつくりたい、最高のサービスを提供したいと考えている人物が、気づかないうちに見殺しになっているかもしれません。

人材は「不良(ハミダシ)社員」からさがせ―画期的プロジェクト成功の奥義 (ブルーバックス)」という本すらあるほどで、優秀な人材が埋もれたままというのはさほど珍しくない。優秀な人材は既成の常識に囚われないから、ややもすると既成の常識に囚われた人間には低く評価されることになる。
「千里の馬は常にあれども、伯楽は常にはあらず」という諺があるほどで、人材は確かに少ないが、その人材を見分けることのできる人物はそれ以上に少ない。