誰も指摘していない浜岡原発を止めるべき理由

浜岡原発福島第一原発とはケタ違いの揺れにさらされます

地震の大きさと地震の揺れの激しさ(強さ)の区別ができずに福島第一原発の原子炉は無事に止まったから浜岡原発も大丈夫だと主張する人がいますが、東海地震震源の真上にある浜岡原発は、福島第一原発の数倍の揺れにさらされる可能性が高いです。

浜岡が危険だといわれたのは、東海地震震源の真上にあって、原子炉が地震で破壊される(あるいは制御できなくなって暴走する)のではないかということだったが、これについては東海地震で想定されているよりはるかに大きな今回の地震で、福島第一の原子炉は無事に止まった。浜岡も国の安全審査では、東海地震に耐えられる(これは首相も問題にしていない)。

それだったら、福島だって国の安全審査にパスしていた。だから、福島だって、事故は起こらなかったはずだ。  (^^);

揺れの最大加速度は448ガルだった福島第一原発を大きく超えることは確実で、4000ガルを越えた岩手宮城内陸地震を上回る恐れすらあります。

建物はもっても中の人間は耐えられません

仮に原子炉や建物は大丈夫だったとしましよう。原発の中の人たちは大丈夫でしょうか。1000ガルを越えるような地震がくれば、人間は壁や天井や床に叩きつけられます。建物はもっても、中の人間が無事とは思えません。大勢の死傷者を抱えて地震直後の非常時を乗り切れるのでしょうか。とてもそんな楽観論には組みできません。非常時でさえ人が不要なら、原発は事実上無人で運転できるはずです。