大地震に津波はつきもの

過去、日本で1万人以上の死者を出した地震は十数件発生していますが、このうち津波が関わっていないのは、1855年安政江戸地震(死者4,700〜11,000名)と1923年の関東大震災(死者・行方不明105,385名)だけ。

広い範囲に被害をもたらす大地震津波はつきもので、関東大震災も例外ではありません。相模湾沖を震源として発生した関東大震災は、津波を起こしやすいプレート境界型地震であり、実際に津波が発生しています。伊豆半島の伊東などで12mを記録しており、100人以上が亡くなっています。

また,関東地震による津波は,地震発生後の数分以内に陸地に到達し,伊豆半島東岸から相模湾,房総半島沿岸を襲っている。鎌倉の由比ヶ浜海岸で約100人,藤沢の江ノ島桟橋で約50人が行方不明になった記録もある。