「1万時間の法則」は努力の限界を示している?

何かしらの分野で「一流」であるとか「天才」と呼ばれるような人達はセンスや才能に関係なく凡人をはるかにしのぐ練習量をこなしているという事実を基に、1万時間の真摯な練習によって誰でも一流のスキルを身につけられるという考えが「1万時間の法則」です。「努力は必ず報われる」という言葉を体現するかのような法則ですが、この法則と「遺伝子」の関係をSlateが明かしています。

1万時間って、毎日10時間でも約3年です。毎日2時間なら約14年です。努力したくても、経済的事情から続けられない場合が多いでしょう。「1万時間の法則」は、むしろ、幸運と先天的才能が必要なことを示しているようです。