間違いではないけど
言っていることは間違いではないけど、あまり意味がないように思える。
「ガミガミ屋」「マゾヒスト」を減らし、良い“システム屋”を増やすための鍵は、「評価」だと思います。
「減点法」などに代表されるように評価が適切に行われていないからこそ、“システム屋”は重要課題を「IT以前」と「IT以後」に分けることによって、リスクが小さい後者の段階でのみ、自分の出番をアピールしようとするのです。評価する立場の管理職の人も、リスクが小さい部分だけで「この人はできる人だ」と評価してしまいます。こうした状況を打開できない限り、ダメな“システム屋”はいなくならないのです。
人間の評価を適切に行う方法って、それこそ有史以来何千年も捜し求められて、未だに決定的なものが見つかっていないものでは……。ピグマリオン効果など、評価自体が評価対象に影響を与えることが知られているし、人間の評価が適切に行えるなら、問題の大半は解決したも同然だろう。