2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ミクロとマクロはほぼ逆

ミクロ経済とマクロ経済はほぼ逆 ミクロ経済とマクロ経済は、完全にではありませんが多くの点で逆です。例えば、ミクロ経済では、一般に経済全体を所得の合計として考えますが、マクロ経済では、逆に経済全体を支出の合計として考え、所得は支出の結果として…

四重の等価

マクロ経済を考える上で、私が基礎になると考えていることが、四重の等価です。ですが、特に難しいことを考えているわけではなく、二重の複式簿記と複式簿記の左右は各々等しくなる。ということを覚えておけばいいです。 売った商品と買った商品は等しい。売…

円建て国債の暴落という大嘘

MMTの批判などを読んでいると、いきなりのハイパーインフレと並んで、円建て国債の暴落の話が、よく出てきます。 これも、はっきり、間違いです。厳密には、富士山の噴火、西日本大震災など、円建て国債の暴落につながりそうなものもありますが、事前の準備…

いきなり、ハイパーインフレという大嘘

MMTの批判などを読んでいるとよく出てくるのが、いきなり、ハイパーインフレになって経済が収拾がつかなくなるという意見です これは、はっきり、間違いだと言い切れます。厳密には、富士山の噴火、西日本大震災など、いきなりハイパーインフレになりかねな…

悪質な国の借金詐欺

国の借金という表現を使うのは、詐欺師か詐欺師の犠牲者である 国の借金という表現を使うのは、「国の借金」でないものを「国の借金」に見せかけようとしているからに他ならない。本当の「国の借金」でいうなら、世界二位の経常収支黒字国である日本は、「国…

私たちは、同じ商品であっても区別する

現実の私たちは、一般均衡モデル、部分均衡モデル、完全競争市場といった、経済学のモデルと異なり、同じ商品であっても区別します。これは、同じ商品を複数買うことを考えればわかります。同じ商品を10個買う場合、区別しない場合、1個ずつ、10軒別の店で買…

供給や需要の数量は一意ではない

供給や需要の数量は供給者と需要家との組み合わせの数で変わります 一般均衡モデルや部分均衡モデル、完全競争市場における供給や需要の数量は一意ではなく、供給者と需要家の組み合わせの数で変わります。 供給や需要の数量が一意ではないことは、月や火星…

財政赤字は財政赤字ではない

財政赤字は、大部分は民間支出過小と呼ばれるべき 財政赤字は、大部分は民間支出過小と呼ばれるべきものであり、民間支出過小と呼ばれるべきものと、財政支出過大(本来の財政赤字)とが一緒にされ、それが何故か財政赤字と総称されているものです。 民間支出…

政府の負債は、返す必要がないし、事実上返せない

政府の国債などの負債は、返す必要がないし、事実上返せません。念のため言っておくと、借り換えで繰延すればよいということで、踏み倒せということではありません。 MMTでいうところの主権通貨国であれば、政府の国債などの負債は、中央銀行が買い取ってし…

経済学者は算数ができない

[経済学][経済]経済学者は算数ができない 失われた30年など呼ばれ、長い不況が続いています。この原因はなんでしょうか?私は、ミクロ経済学、マクロ経済学の基礎にある間違いのせいだと考えています。間違った経済学に基づいた、間違った経済政策。それが、…