四重の等価

マクロ経済を考える上で、私が基礎になると考えていることが、四重の等価です。ですが、特に難しいことを考えているわけではなく、二重の複式簿記複式簿記の左右は各々等しくなる。ということを覚えておけばいいです。
売った商品と買った商品は等しい。売った金額と買った金額は等しい。売った商品と売った金額は、会計や経済学の定義上等しい。買った商品と買った金額は会計や経済学の定義上等しい。というように四重に等しくなるため、四重の等価と私は呼んでいます。四重の等価は一組のマクロ経済の取引に当てはまるものですが、当然、ゼロ組のマクロ経済の取引、すなわち、取引していない場合にも当てはまります。これには、GDPのような付加価値という考えは入っていませんが、この四つが必ず等しくなるということは、マクロ経済を考える上で、私にとっては基礎となります。