ウォーターフォール型開発は顧客にとってもハイリスク

システムの効果が正確に見積もれないからシステムの開発コストが高く思える

システムの開発コストが高く思えることが話題になっている。

高いか安いかは、絶対的な金額の問題もあるが、基本的には費用対効果の問題である。効果が費用を上回っていれば上回っているほど安いということになる。そして費用対効果を考える時には、費用や効果の見積りの誤差によるリスクを考慮することになる。費用対効果の見積もりの誤差によるリスクが小さければ見積もりがさほど良くなくてもかまわないが、費用対効果の見積もりの誤差によるリスクが大きければ見積もりがかなり良くなければならない。

スパイラル型やイテレーション型の開発では効果を見積もり直せる

ウォーターフォール型開発では、システムの効果を最初に見積もることしかできない。だが、スパイラル型やイテレーション型の開発では開発済みのシステムを基に効果を見積もり直すことができる。見積もり直して開発内容を変更できる。これにより、費用対効果の見積もりの誤差によるリスクを低減できる。