与謝野経済財政相はメジャーリーグに紛れ込んだ草野球の補欠

この議員がなぜ経済財政担当大臣なのか、理由が全く分からない。イマドキ均衡財政主義なんてはやらないよ。そんなことよりも政府の責任は国民に豊かな生活を約束することであって、一国の経済の一部門に過ぎない政府の財政の均衡なんて遥かに重要度は低い。こういうと非常に語弊があるから正確に言うと、まず経済を本来あるべき成長パスに乗せるのが先決。そして、そのなかで自然に税収が増えてくるので財政に規律を持たせれば良い。企業の経営と国家の会計を同列に考えるからこんな愚かな結論に至る。

企業の経営だって、かならずしも、「借金=悪」ではない。以前、「借金は悪ではない」いうエントリを書いたことすらある。

借金そのものが悪なのではない。それどころか、基本的に借金(債務)を善とし、会社の借金が増えることを喜び、会社の借金が急激に減少すれば会社が倒産の危機にさらされる業種すらある。

もしそういう業種に見当がつかないなら、その程度の経済に対する理解で財政再建などと口にしないほうがいい。草野球の補欠がメジャーリーガーに野球のアドバイスをしようとするようなものである。

草野球の補欠がメジャーリーグに紛れ込むとは、さすがに予想しなかった。事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったものだ。