反対の情報を集めよ

コインを投げれば、50%の確率でオモテが出、50%の確率でウラが出る。全く独立した無関係なデータでも、都合のいいデータだけ取り出せば、一見、因果関係のあるデータであるかように見せることができる。
無実の男性が懲役3年の実刑判決を受けて服役した件といい、納豆ダイエットの捏造の件といい、データは送り手の操作が入るため、けして客観的なものではない。捏造は論外にしても、都合の悪いデータは無意識的、意識的に無視されがちである。対立するデータを積極的に集める必要がある。一方のデータだけを見て判断するというのは、判断しているつもりで判断停止に陥っている。
どうでもいいつまらないことにまで、対立するデータを積極的に集めろとは言わない。しかし、その判断が重要なことであればあるほど、対立する様々なデータを積極的に集めて、判断する必要がある。