IPv4アドレスの売買が可能になるかもしれないということで話題になっている。
それもいいかも、と思っている。それは、IPv4アドレス市場の存在が、IPv6の普及を促し、IPv4アドレス枯渇を抜本的に解決する可能性が高いからである。IPv4アドレスに高値がつけば、それを回避してIPv6を使用するメリットが生じる。「IPアドレスは枯渇しつつある」で述べたように、使用中のIPv4アドレスを空けるためのネットワークの再構築には多大なコストがかかる。だから、安値ではIPv4アドレスの売買は成立しない。
逆説的だが、IPv4アドレス市場は取引が成立しにくいということにより、IPv6の普及を促し、IPv4アドレス枯渇を解決する可能性が高い。
