作り変えられていく歴史

20年ほどずれている歴史認識

1980年代はアセンブラが主だったんだよね。これは職人芸の世界で、おいそれと誰でもプログラミングできるようなものではなかった。しかしその後高級言語(C言語とかC++とかJavaとかPerlとか)が主流になっていき、それに比例してプログラミングの難易度は下がっていった。

アセンブラが主って、1960年代の間違いでは?1950年代にFORTRANCOBOLが登場し、1960年代末にソフトウェア危機が叫ばれ始めたため、その対策として急速に高級言語が普及しました。1970年代半ばにUNIXがCで書き直されたため、OSや組み込みシステムも高級言語で記述されるようになりました。組み込みシステム用の高級言語が乱立したため、アメリカ国防総省が一本化を図り、1983年に規格化されたのがAda(Ada 83)です。少なくとも1980年代初めには、OSや組み込みシステムでも開発効率の点から高級言語を使用することが常識化していたはずです。分野、企業により差はあるでしょうし、過去のソフトウェアの保守などでかかわる場合もあったでしょうが、1980年代にアセンブラを主としていたのは、例外中の例外だと思います。