政府は無限の財源を持つ

政府は無限の財源を持っています。管理通貨制における独自通貨は、いくらでも発行できます。課題は、インフレだけです。そして、インフレ率は、ある程度抑制可能です。

政府は無限にお金を発行できる

政府は理論的には、無限にお金を発行できます。少なくとも、管理通貨制における独自通貨には、理論的な発行の上限はありません。

政府(と通貨発行を政府に委任された中央銀行)は、この通貨により、いくらでもモノを買うことができます。政府は、無限の財源を持っています。課題は、インフレだけです。

ハイパーインフレは無限の財源を持つ証拠

ハイパーインフレ(ハイパーインフレーション、以下ハイパーインフレ)は、政府が無限の財源を持つ証拠です。政府が無限にお金を発行できるから、それを予想して、インフレ、ハイパーインフレが起きることがあります。もし仮に、政府のお金の発行に上限があれば、インフレ率はそれによって制限されます。

インフレ率は抑制できる

インフレ率は抑制できます。簡単には、ハイパーインフレなどにはなりません。ハイパーインフレになるのは、その国の生産力が、戦争や内乱、災害などで壊滅的な打撃を受けたからです。『いきなりのハイパーインフレという大嘘』に誤魔化されてはいけません。

インフレ率を抑制する手段は、いくつもあります。インフレ自体のスタビライザー効果、金利の引き上げ、増税、インフレターゲッティング、構造改革などです。