日本経済の低迷を謀る?日本政府

GDPでドイツに抜かれる?』という記事がありました。GDPの抑制、悪化が政府の方針なのだから、起こり得る結果です。直接的にGDPの抑制、悪化を政府の方針として掲げてはいないにせよ、GDPの抑制や悪化をもたらす多くの政策を推進している以上、政府の方針と言われても仕方ないでしょう。

所得は支出の結果』で、GDPは、国内で期間(通常1年間)に生産された商品やサービスの合計をそれに支出された金額の合計で表したものです。GDPは、国内総支出に等しくなります。国内総支出を増やすことがGDPを増やすことです。

一旦所得が低下すると、一般の企業や家庭は、所得に依存して、支出を減らします。個々の企業から見ると、所得が減るから支出を減らす、全体から見ると、支出を減らすから所得が減る、という悪循環に陥ります。

通貨発行権を持ち、営利企業ではない、政府のみが、ほぼ唯一、所得に関係なく支出を増やすことができます。政府支出を増やすことで、民間企業等の所得を増やし、日本経済を回復させることができます。