一人の人間の中に愚かさと賢さは共存する

たしかに言論は自由なのですが、『人類の月面着陸は無かったろう論』みたいな情けない本を大学教授の肩書きで出版するのはよろしくないですな

宗教にはまる」でも書いたように、理性的と思われていた人が、全く非理性的な面を見せることはよくある。最近読んだ「愚かな決定を回避する方法」という本にも以下のようなことが書かれていた。

稚拙な理屈の驚異的側面は、いわゆる分析的、体系的、演繹的でかつ慎重な科学的態度とも共存できることです。これは、筆者が「愚かな決定」と考える決定の幾つかで確認されますし、科学的雰囲気であるはずの組織内でも見られます。 例えば、スペースシャトル・チャレンジャー号のブースター担当責任者は、研究・開発および分析に関しては非常に厳格な方法を実施していますが、フロリダの天候に関しては世間常識的な先入観を持ち込みました。