内容を疑うことの限界

システム要件を捉えるために疑り深さが必要であることは否定しない。記述されている内容を全て額面どおりに受け取るのは愚かである。だからといって、疑いさえすればいいというわけではない。「徹底的に疑心暗鬼であり続ける」ようにしたら、時間がいくらあっても、お金がいくらあっても足りない。

むしろ、記述されている内容を全て額面どおりに受け取って、「あなたが言っているのはこうです」と突きつけた方がいい。意図していることと言っていることとが違うということに気づかせるくらいの方がいい。