2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

経済学は物理法則を無視している

経済学、特にミクロ経済学における均衡モデルに対する批判を以下のエントリのコメントで述べた。以下の批判を含め、これまでの批判を整理し直してみよう。 http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/bcccd3de29be913b30d06bbbf634809f http://blog.goo.ne.jp/c…

超越的存在について言及してしまう実在論

「非実在論とは」に対する批判として、「無矛盾性だけでは足りない」というエントリが書かれている。だが、事実誤認もあり、ほとんどの点で合意できない。 「非実在論」と自称したことは無い しかし、いくらなんでも「実在論以外の存在論の総称」の中に、全…

日本はさほど水の豊富な国ではない

15日の日本経済新聞朝刊の特集「人口減と生きる」の中で、「日本には水が豊富にある」という言葉が出てきた。だが、これは思い込みに過ぎない。確かに、気象で言うところの降水量で見れば、日本は世界有数の降水量の多い国である。梅雨と台風、そして冬の日…

非実在論とは

「実在論とは」に対して批判があった。 「人間の認識と独立した存在の真偽は不明」である。しかし、不明であるならば、真か偽が分からないということであり、であるならば、実在論に立つべきか非実在論に立つべきか分からない、となるのが筋である。にも関わ…

人気商品が安くなる理由

12日の日本経済新聞朝刊の特集「消費をつかむ」で、人気機種で高スペックの商品が、あまり人気がなくスペックも低い商品よりも安くなっている現象が紹介されている。この記事に関してエントリが書かれている。この経済学の常識に反する事実について各々考察…

仕様書がわかりにくい理由

前後方向から見ると正方形、左右から見ると正三角形三角形、上下から見ると円。そういう立体がイメージできるだろうか。そういう立体が下記のページの図1に描かれている。http://www.atmarkit.co.jp/im/carc/serial/doa/02/01.htmlたかだか、三次元の立体で…

究極の質問

「オブジェクト指向とは何か?」というのは一番基本的な質問なだけに、実は明確に答えるのは意外に難しいのだ。またたとえ明確に答えたとしても、初心者にはその答が理解できない。理解するための知識が不足しているためだ。 「オブジェクト指向とは何か?」…

知識の無償提供

tonotonotonoさんが「知識の無償提供が自身の脅威になるか否か」という話を書いていた。 知識の無償提供が自身の脅威になることもある。だが、共通知識の不足でコミュニケーションが成り立たないという、知識の無償提供の脅威以前の話になってしまうことが少…

実在論とは

「私が自然法則の実在性を認めているとかいう誤解」をされたところを見ると、どうも実在論に関する認識が食い違っているようだ。以下に私が理解している「実在論」について述べてみよう。 認識とは独立して存在すると考えるのが実在論 ものごとが認識とは独…