2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

規模を生産量の指標にしたための害

以前、「簡単コピー・プログラミングの罠 」という記事で、コピー・プログラミングの危険性について書いた。ここでいうコピー・プログラミングとは、同じアプリケーション開発の中で、似た機能を量産するためにソースコードをコピーすることである。同記事に…

規模を小さくするうえでの最大の障壁

実は、規模を小さくするうえでの最大の障壁は、この通りすがりさんのような、「自分のプロジェクトは特別なんだ」という思い込みや勘違いではないでしょうか。 いや、規模を小さくするうえでの最大の障壁は、規模を生産量の指標にするという誤った慣習が蔓延…

「合理的経済人=バカ」という矛盾

問題は、均衡モデルが想定している条件と現実の経済は違うから、「合理的な」人間は、均衡モデルでは非合理的で、現実経済においては合理的な行動をとるというところにある。 均衡モデルにおいては合理的な行動が、現実経済においても合理的な行動であるとは…

ソフトウェア開発における設計書

以前、「工事進行基準がIT版建基法改悪になるおそれが多分にある」と書いたが、着々と最悪コースを進みつつあるのかもしれない。 誰か工事進行基準とXPについて法的に調べた人はいないのかな。承認プロセスが機能すればいいのだから、「ソースコードが設計書…

均衡モデルを現実経済にあてはめようとする不合理

均衡ってのは、外部のあらゆる雑事がない状況でt→∞でどうなるか、ってのを記述したものなんだからそりゃ現実で見れるもんじゃないだろう。現実は様々なショックが常に加わってるに決まっているわけだから。 問題は、均衡モデルが想定している条件と現実の経…

コメント欄は閉じていないんだけど……

コメント欄閉じてるくせに、トラックバックを送るというのはどういう神経なんだろうか。 悪質なスパムコメントに悩まされたことがあるので、コメントに制限をかけてはいるが、コメント欄を閉じてはいない。また、エントリに無関係なスパムコメントや第三者へ…

自分自身を客観的に見ることはできない

元は、福田総理大臣が辞任表明会見で、記者から「総理の会見はいつも人ごとのようだ」と突っ込まれ、「私は、自分自身を客観的に見れるんです。あなたと違うんです。」と答えたのが発祥。 反論になっていない反論をすること自体、客観的とはほど遠い。そもそ…

現実経済に均衡なんて成り立つのか?

現在のFRB議長であるバーナンキが中央銀行がインフレを起こせることを証明した、「バーナンキの背理法」が証明として充分か否かが話題になっている。 背理法を使うとき忘れてはならないこと 「バーナンキの背理法」の危機!? 最近は経済学を勉強していないけ…