2007-01-01から1年間の記事一覧

飼い犬が人を咬めば飼い主の責任が問われる

台湾人と韓国人は軍に連行されたとは証言していないし、オランダ人のケースは軍規に違反した捕虜虐待事件で、軍は抗議を受けて慰安所を閉鎖した。 「オランダ人のケース」とは、いわゆる白馬事件のことだろうか?白馬事件では、「軍は抗議を受けて慰安所を閉…

サマータイム制導入という愚行(3)

昨日、「サマータイム制導入という愚行(2)」を書いたが、アメリカのサマータイム延長による混乱は、ミニチュア版Y2Kの様相を呈してきているようだ。 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0703/13/news015.html

サマータイム制導入という愚行(2)

「夏時間延長に伴うプログラム修正に苛立つMicrosoftユーザーたち」という記事でサマータイム延長による混乱が紹介されている。「サマータイム制導入という愚行」というエントリを書いたことがある。サマータイムを延長するだけで混乱が生じる、ましてや、サ…

従軍慰安婦問題における軍の弁護は、弁護になっていない

従軍慰安婦問題についての話が続いている。まともなエントリも増えてきた。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070304/p1 http://ameblo.jp/scopedog/entry-10027392670.html http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070306/1173148998 http://d.hatena.ne.jp/moji…

軍がつくった慰安所

従軍慰安婦についての安倍首相発言で、いくつかのブログが、従軍慰安婦問題を取り上げている。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/56c1b3873ea7cf5ad9680d6cbf754a9e http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070304/1172973416 http://d.hatena.ne.jp/bluefox0…

人を呪わば穴二つ

批判している内容が、ほとんど批判者の側にも当てはまるということは珍しくない。 環境保護は、現代の宗教である。科学的に証明されていない教義を多くの人々が信じ、それを道徳的なこととして他人に押しつける。 「環境保護」を「環境保護批判」に入れ替え…

経済学のナンセンスさ

完全競争市場を想定することのナンセンスさ 物理学で理想気体や完全剛体を想定することと、経済学で完全競争市場を想定することとが同じだと主張する人は少なくない。 科学の第一ステップは「単純モデル化」と「理想化」ですので、基礎と呼ばれる分野ではま…

満足化原理と圧縮ソフト

Windowsのデータ圧縮のファイルフォーマットのデファクト・スタンダードはZIP形式である。日本では、LZH形式もほぼ同等のシェアをもっている。これらが普及しているのは、これらが優れているからだろうか。実際にはそうではない。これらは、基本的には20年ほ…

コミュニケーションでネックになるのは、受信能力

何かを若い人たちに伝えようとしたときに、「内容が古すぎる」とか「老害」だとか反発する人はいつの時代にもいる。もちろん古くなって伝えるに値しなくなるものもあるが、たとえ日進月歩のコンピュータ/インターネットの世界であっても不易普遍なものはある…

倒産が無い完全競争市場

経済学でいうところの完全競争市場には、倒産という概念が無い。完全競争市場では倒産が起きないということではなく、倒産が起きることを考えると完全競争市場が成り立たないという意味である。 先日、PC-Succesを運営するサクセスが倒産した。代金を前払い…

労働は時間である

ホワイトカラー・エクゼンプションが、「残業代ゼロ法案」と受け取られる理由は、いくつかある。 各個人の責任範囲があまりに曖昧すぎるのだ。 しかし、シンクタンク研究員の中で、自分で好きなように仕事のやり方を決めて、自由な時間に帰れるのは主任研究…

ビョルン・ロンボルグに不都合な真実

映画「不都合な真実」の映画評が話題になっているが、かなり胡散臭い代物だった。自説に都合のいい点をつまみ食いした、という批判は、「不都合な真実」以上にこの映画評にこそ当てはまると思う。 http://anond.hatelabo.jp/20070124161750 http://anond.hat…

反対の情報を集めよ

コインを投げれば、50%の確率でオモテが出、50%の確率でウラが出る。全く独立した無関係なデータでも、都合のいいデータだけ取り出せば、一見、因果関係のあるデータであるかように見せることができる。 無実の男性が懲役3年の実刑判決を受けて服役した件と…

考えて、考えて、考えろ

@ITの「開発をもっと楽にするNAgileの基本思想」という連載の第4回 「プチ・パラダイムシフトせよ!」が公開されている。内容については、おおむね賛成なのだが、一箇所非常に気になる台詞があった。「頭で考えるでない。感じるのぢゃ」という台詞である。こ…

公道の歩き方を伝える前に

IPAのセキュリティセンター長が、ネットのルールについて、交通ルールに喩えて、「2007年は『公道の歩き方』を伝えたい」と言っている。そのことを否定するつもりはないが、それ以前に「公道」であることを伝えるべきなのではないだろうか。ネット上が公開さ…

二酸化炭素という有毒ガス(3)

高濃度の二酸化炭素は、空気中の酸素濃度が高くても酸欠状態を引き起こす 私は、「二酸化炭素という有毒ガス」で「『酸欠の危険性』というのは、間違いではない」と書いている。だが、空気中の二酸化炭素濃度が高くなったため、空気中の酸素濃度が低下して酸…

二酸化炭素という有毒ガス(2)

「二酸化炭素という有毒ガス」に対して否定的なコメントがよせられているが、皮肉なことに、それらが二酸化炭素に対する理解の不足とそれによる危険性を証明している。 そうだね。 塩を少々、だなんて甘い認識じゃ、料理で人が死ぬことになるから危険だね。 …

当たった占いだけを取り上げる占い師

外れた占いを無視して、当たった占いだけを取り上げればよく当たる占い師のように見えるだろう。 昨年死去した自由主義経済の泰斗、M・フリードマン氏は「明治の日本が成功したのは関税自主権がなかったから」という逆説を唱えた。高関税による保護主義がと…

二酸化炭素と乳幼児突然死症候群

「二酸化炭素という有毒ガス」で二酸化炭素の危険性にふれたが、二酸化炭素は吐いた息の中にも3〜4%程度含まれているため、これが害を及ぼすことがあるらしい。先日、うつぶせ寝での乳児死亡の記事を読んだが、乳幼児突然死症候群(SIDS)の一因としてうつぶせ…